Pallet Labo. パレットラボ

DIARY研究日誌

DAY

ステンシルシートをつくる!

2021.10.22 / DAY

研究日誌 2021/10/22

 パレット家具等の魅力の一つに、ステンシル印刷があると思います。たしかに文字やロゴが入っていると格好いいです。(印刷された文字やロゴ、好みによりますが...。)

 私たちの納めるパレットにもステンシル印刷をするものがあります。これは、パレットを繰り返し使用したいので使用後返却してくださいね。という意味を込めて会社名を印刷するのだと勝手に思っています。www

 実際私も20年間パレットを作ってきましたが、ワンウェイ(行ったきり)用のパレットには印刷した事がありません。

色々な大人の事情等ありますので一概には言えませんが、ステンシル印刷をされているパレットは、何度も使うことを想定しているのでしっかりとした造りの物が多いように感じます。

私たちの会社では普段、この作業を『刷り込み』と言っています。なので先程から『ステンシル印刷』と言っておりますが、どうにも言い慣れず少し照れくさい...。

さておき!今回の研究日誌では、この刷り込み...ステンシルシートを自分の好きなデザインで作る方法をご紹介していきたいと思います。

準備するもの!

・下絵(お好きなデータをダウンロードして印刷、または手書きのものでもOK)

・クリアファイル

・カッター(デザインナイフがあればやりやすいです!)

・ホッチキス

・修正液(修正ペン)

・傷防止用に下敷きになるもの

以上が必要になります。

クリアファイルは、下絵を写して切り抜いていくので透明なものがおすすめです。

作業スタート!

ステンシルシートは画像でいう黒地の部分をくり抜き白地を残すので、まずは下絵の補正を行う必要があります。上の画像の『ぱ』の”〇”のように白地が独立してしまっては印刷できないので修正液を使って下画像のように補正します。

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補正が終わったら、下絵の紙をクリアファイルに入れてホッチキスで固定し下絵に沿って切り抜いていきます。

※クリアファイルは、滑りやすいので怪我に注意しながら慎重に行いましょう!

曲線などは、刃を動かすよりもシートを回すようにするとやりやすいでしょう。

それにしても...この下絵...曲線が多くて難しい...この書体に決めた15分前の自分を殴ってやりたいです。皆さんもデザイン選びには注意しましょう。www

最後の一文字になりました。本能でしょうか...無意識のうちに一番難しい文字が残っています...。ここで失敗したら大変なことになります。手に汗握るとはまさにこのことでしょう。弱い自分に腹が立ちます。

皆さんには難しい字からやっていくことを推奨します。www

無事に切り抜き完了!

ホッチキスの針を抜き、クリアファイルを切って表部分だけにして完成です!

いざ印刷!

比較のため業者さんに作っていただいた刷り込み板でも印刷してみます。

刷るための刷毛的なものは毛の短いものがおすすめです。

下の画像...どうですか?これが20年選手の実力ですよ!と言わんばかりになっていますが、実はテイク2です。撮影のプレッシャーに負けインクをつけすぎて滲ませてしまいました。 インクの量には注意しましょう。

こんな感じの仕上がりです。さあ、いよいよ自作のステンシルシートでの印刷です。

こちらは、薄いクリアファイルで出来ているので慎重に力を加減していきます。

無事に印刷終了!いかがですか?素人が30分程度で作ったと誰が思うでしょう、この出来栄え!

DIYで作った物は、やはり愛着度が違います。今回は、木材への印刷でしたがインク等に工夫すれば布などにも印刷可能です。自分だけのオリジナル手提げバッグやTシャツ等もできそうですね。おうち時間に挑戦してみてはいかがでしょうか?

おまけ

スプレーでやってみました!スプレーの場合は新聞紙等で養生してから行いましょう!

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